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多くの女性は、妊娠中に腰痛や骨盤痛などを訴えることがあります。
原因として、妊娠によりリラキシンホルモンなどが分泌されることで靭帯や腱、筋膜などが弛緩し、関節の不安定性をもたらし、骨格筋へのストレスが増し疼痛を誘発することがありますが、子宮の成長そのものが骨盤痛の原因となることもあります。

 

子宮は8個の子宮靭帯の支持構造によって骨盤腔の中に支えられています。

2つの広靭帯腸骨領域に付随し、横方向に発達しており卵巣と卵管を支えています。
また、2つの仙骨子宮靭帯は後部の子宮から始まり、後部の骨盤腔の壁と仙骨前方のS2、S3に付随しています。

 
膀胱に付随している前方にある小さな靭帯は、後部の子宮から直腸に続いています。

子宮が成長していくことで、これらの靭帯が伸張され筋膜の歪みにつながり疼痛を誘発することがあります。

広靭帯が問題となる場合、腰部殿部坐骨神経痛のような疼痛が出現し、

円靭帯の場合は子宮上部から鼠蹊部にかけて、対角線上にある痛み。
仙骨子宮靭帯によるものでは、仙骨の側面底部腰部に痛みが出現してきます。

広靭帯による痛みは妊娠6か月頃によくみられ、

円靭帯妊娠中期仙骨子宮靭帯は妊娠後期において問題となることが多くなっています。

臀部下肢後面にみられる疼痛は子宮靭帯による疼痛ではない場合もあり、

その場合は姿勢性の問題が大きいことが考えられます。

どちらが原因となっているかはきちんと評価することが大切です。

 

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