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「がん」という病から考える「これからの生き方・寄り添い方」

 

2人に1人はがんを発症すると言われる時代、医学の世界では飛躍的に研究が進み、次々に新たな治療が提案され、今やがんは慢性疾患としての位置付けに変わりつつあると言っても過言ではありません。
ところが、世間では今なお「がん=不治の病、死」といったネガティブなイメージが根強く、身の回りにがん患者がいると腫れ物に触るかのような対応が取られたり、ひいては家庭生活や仕事においても不利益を強いられる現実が散見されます。

医学の世界でのトレンドと世間での印象には大きな隔たりがあることを痛感する中、その距離を少しでも縮め、双方を繋ぐ役割を担うことが出来るのは、我々コメディカルの立場が最も適任であると、この数年間で自負するようになりました。

誰しも「死」は恐怖かも知れません。しかし、生きとし生けるもの、その全ては「致死率100%」です。ならば「死」を迎えるその時までの「生」を、いかに希望を持って有意義に過ごすことが出来るか、その支えとなれることが、がんに関わる医療従事者に求められる大切な役割だと考えています。

今回は「治る」という概念を軸に、治療過程や加齢のことも踏まえ、患者という特殊な存在ではなく、社会に生きる一人の人に寄り添い支えることについて、臨床経験を交えながらお話ししたいと思います。

 

◎講師プロフィール◎

家庭の事情で卒後臨床に出ること無く、十年余り実家の会社に勤め、2005年に乳癌術後ケア用品取扱業「Her’s」を創業。癌との関わりを持ったことでリンパ浮腫と出会い、その深刻さを憂慮してリンパ浮腫ケアに専従することを決意、2007年よりケア部門設立。現在はリンパ浮腫トータルケアサロンHer’sとして、リンパ浮腫に悩める多くの患者さまをサポートしながら、講演・執筆活動にも従事している。2014年度がんプロ(がんプロフェッショナル養成推進基盤)インテンシブコースのがんリハビリテーションを修了し、今後はリンパ浮腫に留まらずQOL尊重を重視した癌全般のリハビリテーションや「癌と性」についての取り組みにも積極的な活動を志している。

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