布施 陽子

プロフィール

ウーマンズヘルスケアの領域に興味を持ち、研究を重ね大学院にて保健医療科学修士を取得。現在は病院の中で医師と連携し、産前産後の理学療法が確立するよう研鑽している。

【資格】
・理学療法士
・保健医療科学修士
【所属】
文京学院大学保健医療技術学部理学療法学科 助手
【経歴】
2006年4月東京北社会保険病院リハビリテーション科 理学療法士
2012年4月東京北社会保険病院リハビリテーション科 理学療法士(非常勤)
2012年4月文京学院大学保健医療技術学部理学療法学科 助手
2014年5月東京北医療センターリハビリテーション室 理学療法士(非常勤)
【著書】
88の知が生み出す臨床技術 ブラッシュアップ理学療法(共著,三輪書店,pp108-113)
ヤンダアプローチ—マッスルインバランスに対する評価と治療—(共著,共同翻訳,三輪書店)
【学術論文】
1 超音波診断装置による腹横筋厚計測の信頼性の検討(原著)文教学院大学保健医療技術学部紀要2010;3:7-12
2 安静背臥位とストレッチポール上背臥位における腹筋群筋厚の検討(原著)理学療法科学2012;27(1):77-80
3 出産と理学療法 理学療法(PT)ジャーナル2013,888-894
【学会賞】
第48回日本理学療法学術大会優秀賞(2013年)
「腹横筋エクササイズ継続による身体機能変化」

 

講演内容

妊娠・出産における理学療法

女性にとって妊娠・出産は一大イベント。新しい命と一緒に過ごす10ヶ月間は可愛い我が子の誕生に胸躍る反面、辛い悪阻(つわり)に始まり、今まで経験のない程に膨らむお腹を含めた身体の様々な変化(それに伴うマイナートラブル)に不安や戸惑いを感じることも多い。
また、出産はゴールではなく育児生活のスタートとなる。産後の疲れ果てた体に24時間の育児がはじまるのである。

現在、東京北医療センターにてマタニティーセラピーとして、妊婦への理学療法を実施している。妊婦の様々な不調・不安を解消することはもちろん、産休ギリギリまで仕事をしている女性や、産後の忙しい育児生活においても自身でセルフコンディショニングが行えることを目標に取り組んでいる。
今回は、症例検討(腰痛・尿失禁)を含めつつ、妊婦に対する理学療法展開や産後を視野に入れた指導等を紹介する。また、医師や助産師との連携についてや、当院で実現したマタニティーセラピー実施までの過程も紹介したい。
妊娠は病気ではない事から、軽視されがちな母体のケアを理学療法の観点からアプローチすることで、より快適なマタニティーライフ、産後生活をサポート出来ると考える。
より多くの医療機関でこの分野で理学療法が発展する事を期待したい。
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