須永 康代

妊娠・出産期の運動学

女性の健康に携わるうえで、ライフサイクルに合わせて身体的変化をとらえていく必要がある。女性にとって重大なライブイベントである妊娠・出産期は、身体的変化が顕著に現れる時期であり、筋骨格系の変化が身体重心の挙動に影響を及ぼし、姿勢の不安定性や動作様式の変化から、転倒のリスクが高まることも明らかとなっている。今回は、こうした課題に対し、理学療法の視点から、科学的な手法を用いた運動学的な捉え方について考えていく。明日から使える簡便な手法からより詳細な解析まで紹介する。

プロフィール

 現在,特に自身の研究としてウィメンズヘルス理学療法領域に携わっており, 妊娠期におけるバイオメカニクス解析を中心とした研究活動を行っている. また,養成校にて運動学実習,発達障害理学療法学などに加えて,ウィメンズヘルス理学療法学, 卒業研究におけるウィメンズヘルスに関わるテーマなどを担当し,学部におけるウィメンズヘルス理学療法領域の教育にも携わっている. 社会活動としては,2012年よりウィメンズヘルス理学療法研究会世話人として,研修会等の企画・運営を行っている.

【資格】
・理学療法士
【所属】
・ウィメンズヘルス理学療法研究会世話人
・埼玉県立大学保健医療福祉学部理学療法学科 助教
【著書】
ウィメンズヘルスリハビリテーション (共著,編集者) メジカルビュー社 2014
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ウィメンズヘルスリハビリテーション (共著,編集者) メジカルビュー社 2014

【経歴】
埼玉県立大学保健医療福祉学部理学療法学科卒業
牛久愛和総合病院リハビリテーションセンター就職
広島大学大学院保健学研究科修了 修士(保健学)  
広島大学大学院保健学研究科博士課程後期 在学中  
現在、埼玉県立大学保健医療福祉学部理学療法学科 助教として勤務

【論文】
Biomechanics of rising from a chair and walking in pregnant women.  Yasuyo Sunaga, Masaya Anan, Koichi Shinkoda, Applied Ergonomics, 44 (5), 792-798, 2013

Estimation of inertial parameters of the lower trunk in pregnant Japanese women: A longitudinal comparative study and application to motion analysis
Applied Ergonomics, Volume 55, July 2016, Pages 173-182
Yasuyo Sunaga, Naohiko Kanemura, Masaya Anan, Makoto Takahashi, Koichi Shinkoda

【講演】
ウィメンズヘルス領域におけるライフステージにあわせた理学療法研究      
埼玉県立大学保健医療福祉科学学会第4回学術集会 教育講演, 2013

【研究業績】
妊娠中の姿勢と動作様式の個別的変化の成因分析を画期的に転倒予防プログラムへ導く研究  日本学術振興会: 学術研究助成基金助成金 基盤研究C 研究期間:2015年4月1日~2018年3月31日    
妊婦の安全な動作方法指導にむけた転倒の実態と起立・歩行動作戦略の解明  日本学術振興会: 学術研究助成基金助成金 若手研究B  研究期間: 2012年4月 – 2015年3月

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