蒲田 和芳

講演テーマ【産後に発生する重度骨盤帯痛を防ぐための骨盤ケアの考え方:リアライン・コンセプトに基づく治療法】

今回、ウーマンヘルスケアフォーラムで講演において、以下の3つについてお話しようと考えています。
(1) 産後であるか否かに関わらず骨盤帯痛の原因として骨盤のマルアライメントが関与することを説明いたします。「産後だから」という一言は骨盤帯に起こっている問題を直視することを妨げ、場合によってはセラピストとして「産後だから治せない」という言い訳にもなりかねません。「産後だから治せない」ではなく「産後でも治せる」と思っていただけることが重要だと考えています。

(2) 次に、治療の設計図についてお話しします。設計図とbは、治療の優先順位と細分化された到達目標の設定を意味します。骨盤帯痛に限らず、すべての関節疾患において、理想的なアライメントを保ちつつ全可動域での他動運動が可能になることを左右遷都します。他動運動が正常化されて初めて、筋活動による運動のコントロールが意味を持つようになります。最終的には動作を修正することによりマルアライメントの再発予防に取り組みます。

(3) 最後に、骨盤帯痛の原因となるマルアライメントの原因とその結果生じる症状についてお話しします。症状はマルアライメントによって引き起こされた応力集中の結果生じたものと位置づけ、その治療(対症療法)の要点を紹介します。一方で、対症療法では解決できないメカニズムの治療は、マルアライメントの最適化と安定化により達成されます。この両方の治療が完結して初めて骨盤帯痛の治療が完了することになります。

以上を90分間の講演で深く説明することは容易ではありませんが、今回は骨盤初心者にも理解していただけるレベルを予定しています。

【講師プロフィール】
学術博士、理学療法士、日本日本体育協会アスレティックトレーナーの資格を有し、スポーツ現場でのサポート、整形外科疾患の臨床、関節バイオメカニクスおよび関節疾患治療学の研究に取り組んでいる。関節疾患の治療や関節機能を最大化するためのトレーニングにおいてアライメントの最適化を重視する治療・トレーニング理論である「リアライン・コンセプト」を提唱。
「骨盤」は現在の研究、治療法確立、治療技術の普及活動の中心になっている。臨床的に「骨盤マルアライメント」を精密に分析する方法は確立されていないため、MRIやCTから作る骨盤の3次元モデルにおいて、精密な測定方法を開発。次に、仙腸関節痛に代表される骨盤帯痛(PGP)の治療法について、まずアライメントを最適化することを最優先とした治療の設計図を構築し、確実に仙腸関節へのストレスを解消する方法を構築していっている。さらに、骨盤のマルアライメントを引き起こす股関節の拘縮を確実に解消するための徒手療法として「組織間リリース」を開発し、その普及に取り組んでいる。

【執筆活動】
書籍監修15 件、単著1 件、章執筆18 件、DVD 監修10 件
学術論文 72 件
その他 (総説) 113 件
学会発表 283 件
【著書】
リアライン・トレーニング体幹・股関節編(講談社)
【監修】
Sports Physical Therapy Series (12冊)(ナップ)
コアセラピー(講談社)
コアコンディショニングとコアセラピー(講談社)

【略歴(所属、資格、学位、出版物、学会発表実績など)】

1987年4月

1989年4月

1991年3月

1991年4月

 

1992年4月

1994年3月

1994年4月

1995年3月

1998年3月

東京大学理科II類入学

東京大学教育学部体育科進学

東京大学教育学部体育学科卒業 [学士(教育学)]

東京大学教育学部体育学科学部研究生

専門学校社会医学技術学院 夜間部理学療法学科入学

東京大学大学院教育学研究科 体育学専攻入学

東京大学大学院教育学研究科 体育学専攻修了 [修士(教育学)]

東京大学大学院総合文化研究科 生命環境科学系 身体運動科学専攻入学

専門学校社会医学技術学院卒業 (理学療法士免許取得)

東京大学大学院総合文化研究科 生命環境科学系 身体運動科学専攻修了 [博士(学術)]

(常勤)

1997年4月

1998年4月

 

2003年6月

2005年6月

2006年4月

2007年4月

2007年4月

2010年4月

2013年4月

2015年4月

 

横浜市スポーツ振興事業団入職 横浜市スポーツ医科学センター設置準備室勤務

横浜市スポーツ振興事業団 横浜市スポーツ医科学センター整形診療科 リハビリテーション室長

(2003年6月まで)

コロラド大学ヘルスサイエンスセンター医学部整形外科 整形外科バイオメカニクス研究室博士研究員

フロリダ大学 機械航空学科 整形外科バイオメカニクス研究室 博士研究員(2006年3月まで)

広島国際大学 保健医療学部 理学療法学科・助教授(2007年3月まで)

広島国際大学 保健医療学部 理学療法学科・准教授(2013年3月まで)

広島国際大学大学院 人間科学研究科 医療工学専攻・准教授(2010年3月まで)

広島国際大学大学院 医療・福祉科学研究科 医療工学専攻・准教授

広島国際大学 総合リハビリテーション学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻・准教授

広島国際大学 総合リハビリテーション学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻・教授

広島国際大学大学院 医療・福祉科学研究科 医療工学専攻・教授

(学会活動)

1991~2003

1993~2003

1995~

1996~

1997~

2006~

2007~

2007~

2010~

2012~

2012~

2013~

2014~

2016~

 

日本体育学会所属

日本体力医学会所属

日本理学療法士協会所属

日本臨床スポーツ医学会所属

日本整形外科スポーツ医学会所属

日本臨床バイオメカニクス学会所属

日本肩関節学会所属

American Academy of Orthopaedic Surgeons所属

日本バレーボール学会所属

日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会所属

日本ヘルスプロモーション理学療法学会

日本アスレティックトレーナー学会所属

Orthopaedic Research Society会員

日本腰痛学会会員

(学術誌査読委員)

2007~

2007~

2008~

2013~

2013~

2013~

2013~

 

(社会活動)

1990

1991

1995

 

1996

1998

 

 

1999

2000

 

2002

2007

2007

2014

2015

 

 

Clinical Orthopaedics & Related Research

Journal of Arthroplasty

Journal of Bone and Joint Surgery (Am)

Clinical Biomechanics

Sports Health

Journal of Bone and Joint Surgery CaseConnector

The Journal of Physical Fitness and Sports Medicine

 

 

スポーツ選手のためのリハビリテーション研究会所属(2003年3月まで)

東京大学運動会アメリカンフットボール部フィジカルコーチ(2003年3月まで)

スポーツ選手のためのリハビリテーション研究会 学術部長(1998年3月まで)

福岡ユニバーシアード大会 選手村診療所理学療法室(1998年8月)

アトランタオリンピック日本選手団本部医務班理学療法士

スポーツ選手のためのリハビリテーション研究会 学術担当理事(2003年3月まで)

日本体育協会公認アスレティックトレーナー制度 講師・試験委員

株式会社ワールドラグビー部 リハビリテーションアドバイザー(1999年3月まで)

FTEX Institute所属(2003年3月まで)

FTEX Institute専務理事(2003年3月まで)

シドニーオリンピック日本選手団本部医務班理学療法士

シャンソン化粧品株式会社女子バスケットボール部 リハビリアドバイザー(2003年3月まで)

日本コアコンディショニング協会理事(2013年6月まで)

日本コアコンディショニング協会コアセラピー研究部会長・研究助成委員長(2008年3月まで)

一般社団法人日本健康予防医学会 副理事長

一般社団法人ダンス教育振興連盟 理事

2017年6月現在

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