稲福 陽子

講演テーマ【産前産後の骨盤〜臨床と計測〜】

当施設は、産前産後の運動器の痛みを抱えた方や、骨盤底筋機能不全の方、生殖補助医療機関に通院中の方のご来訪が多くあります。その中で、必要に応じて機器計測で可視化をしながら確認をしたコンディショニング内容を構築しご提供しています。
本講義では、実際の症例の動画解説と、骨盤底筋トレーニングにおける観測事項(体表と経膣筋電計の同時計測の記録や呼吸の違いによる骨盤底の超音波エコー像)、また、座位姿勢の違いによる骨盤への影響(骨盤の傾斜角と座圧分布計測)を報告させていただきます。他に、運動療法における骨盤内血流のl計測について、医師とともに検証中である分娩進行中の徒手アプローチの考察についてもご紹介できればと思っています。

プロフィール

理学療法士として、総合病院の集中治療室にて呼吸リハビリテーションに専従し、胸郭・骨盤の機能が呼吸・循環動態に影響を及ぼすことに着目しアプローチしてきた。その中で産婦人科医師や助産師からの要請を受けることが多くなり、妊娠中および産後の女性の骨盤機能の不具合や運動器トラブルの解決に介入してくことになる。当時の保険診療制度の壁に直面し苦悩しながらも、周産期分野の臨床と研究を探求していきたいという思いで、独立することを決意した。その初月から医療機関からの紹介や一般の方の来訪が殺到し、年間約2000名の症例にかかわることになり6年になる。現在は、医療検査機器を導入し、重心動揺圧分布装置や経膣筋電計、デジタル角度計測機器などで、臨床の課題を計測化しながら、メンテナンスや指導を展開している。セラピスト向けの講習を務める傍ら、生殖補助医療や産科学分野において医師や助産師らとの共同研究を遂行中である。

[資格]
理学療法士(元呼吸療法認定士)
[所属]
一般社団法人 骨盤フィジカルケア研究会 代表理事
事業所:産前産後の骨格調整からり
[研修]
ダイアンリーISM up dateカナダ研修、
Kathe Wallace骨盤底筋に対する直接的評価とアプローチ、運動器疾患およびウロギネコロジー疾患に対する骨盤底筋群の評価と治療コース終了、
ガスケアプローチ(2013コース)終了
[執筆]
『ウィメンズヘルスと理学療法』(三輪書店)第7章 妊娠に向けての身体つくり
[発表・講師]
2016年日本女性医学学術集会にて『選択的運動療法の侍史における骨盤内血管の血流速度の計測~超音波エコーを用いて~』ポスター発表
2015年 産後リハビリテーション研究会にて講演
県内外のリハビリテーション科、産婦人科、泌尿器科向けの講習には、医師・看護師・助産師も参加している。
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